わかりにくいiPhoneの補償制度
iPhoneの補償制度には、dカードケータイ補償サービス以外に、Apple Care、ケータイ補償サービスなど、いろいろなものがあります。
どれがお得なのでしょうか?
各補償制度の概要
iPhone 6を例にして概要を説明します。
- AppleCare+ for iPhone
- ケータイ補償サービス for iPhone & iPad
- dカードケータイ補償
- dカードGOLDケータイ補償
保証(通常故障の無償修理)期間が、2年になります。
また、事故による全損時は、正常なiPhoneに交換できます。
故障、全損、紛失・盗難時に、正常なiPhoneがドコモから送られてきます。
故障、全損、紛失・盗難時に、dカードで交換品(同一モデル、同カラー)を新規購入すると、後から¥10,000補償されます。
補償額が¥10,000から¥100,000になります。
各補償制度のメリット・デメリット
修理代金がかからないAppleCare+
月額¥666を払っていれば、バッテリが充電できなくなった、起動しなくなった、という場合の修理代金が¥0になるのがAppleCare。
Apple Storeなどに持ち込めばその場で修理してもらえますし、宅配便でのピックアップ修理を依頼することができます。
バッテリーが弱ってきた場合(新品時より80%まで劣化)に修理扱いで交換されることが保証されているのがAppleCareの強みです。
全損時の自己負担額¥11,800はドコモのケータイ補償サービス(¥7,500)より高く、紛失・盗難は補償されないのがAppleCare+の弱い所ですね。
交換品が送られてくるケータイ補償
月額¥600を払っていれば、トラブル時にドコモから交換品が送られてくるのがケータイ補償。
修理に持ち込んだり、交換品を買いに行ったりしなくても済むのが良い所ですね。
交換時の自己負担額は¥7,500。
全損交換が可能な回数は、Apple Careは2年で2回、ケータイ補償は1年に2回と、これもケータイ補償の勝ちです。
そんなに何度も壊す人は、補償以外に考えることがあるような気もしますが・・・
中途半端なdカードケータイ補償
トラブル時に、同一機種を新規購入すると、最大¥10,000もらえるのがdカードケータイ補償。
ただし「頭金としてdカードで支払った金額が上限」なので、交換品を「頭金¥0で、24回分割で購入」した場合は、補償も¥0となります。
対象期間は購入から1年間というのも中途半端ですね。
最強なのか?dカードGOLDケータイ補償
補償額の上限が¥100,000なのがdカードGOLDケータイ補償。
交換品をdカードGOLDで一括¥100,000で購入し、後から¥100,000戻ってくるので、実質「無料交換」ですね。
対象期間が購入から3年になっているのも通常のdカードよりよいところ。
確かに最強っぽいですよね・・・
ただし、普通のdカードと同様、補償の上限は頭金としてdカードで支払った金額なので、分割で購入した場合、dポイントを使った場合、「ケータイ購入ご優待券」を使った場合などは、その分は補償から除外されます。
金額で比較してみる
2年間補償制度に加入し、iPhone 6が一回全損した場合の支払総額を比較しました。
(dカードGOLDは、別途年会費¥10,000が2年分かかります。)
AppleCare + | ケータイ補償 | dカードケータイ補償 | dカードGOLDケータイ補償 | |
---|---|---|---|---|
2年間での補償制度支払額 | ¥15,894 | ¥14,400 | ¥0 | ¥0 |
全損時自己負担 | ¥11,800 | ¥7,500 | ¥99,792 | ¥99,792 |
補償額 | ¥-10,000 | ¥-99,792 | ||
合計支出 | ¥27,784 | ¥21,900 | ¥89,792 | ¥0 |
AppleCare+、ケータイ補償サービスの最終支出金額は、2万円代。
dカードGOLDなら、¥0。
・・・しかし、dカードGOLDの年会費2年分¥20,000は別にかかりますけどね。
補償に入らないとどうなるか?
補償がまったくないiPhone 6の全損時に、Apple Storeで修理(交換)する場合の金額は、¥34,800だそうです。
液晶破損の修理代は¥12,800とのこと。
2年に一度液晶が割れた、4年に一度全損した、ぐらいのトラブル頻度であれば、補償に入らないほうがトク!ってことになりますね。
結論
- 全損、紛失を年に何度もする可能性がある人はdカードGOLDケータイ補償がオススメ!
- 面倒臭いんで、お金は払っておくから、交換品を家に送ってほしいよ、って人はケータイ補償サービス
- 普通、そんな壊さないだろ・・・って人は、何も補償サービスに入らないでOK!
最後に
僕は「面倒臭いんで、お金は払っておくから、交換品を家に送ってほしいよ」って人なので、dカードGOLDも持っていますが、ケータイ補償サービスにも入っています。