セブン銀行ATMで偽造クレジットカード被害14億円|カード業界ニュースで記事にした、あの事件の続報です。
5月31日、この事件の容疑者とみられる男二人が、愛知県で逮捕されたようです。
コンビニATMから不正引き出しの疑い 男2人逮捕
窃盗容疑で引き出し役2人逮捕 14億円被害 愛知県警
このニュースによると、「出し子」となった二人は、中学時代の知人から報酬5万円で依頼され、犯行を行ったとのこと。
予想通り、コンビニの防犯カメラから割り出されたようですね。
さらに、ファミマでもイーネット、ゆうちょ銀行の320台のATMから4億2000万円が引き出されている模様。
ATM不正引き出し、首都圏に集中 ファミマでも被害
日本国内で海外発行のクレジットカードでキャッシングができるセブン銀行、イーネット、ゆうちょ銀行の3大ATMが全て狙われたということですね。
ゆうちょ銀などのATMも被害…不正引き出し
この記事によると、「出し子」の二人が、「カードの暗証番号は全て同じだった」と証言しているようです。
大量に引き出しを行いやすくするため、暗証番号を統一して磁気テープに記録して犯行に及んでいるのでしょう。
カード情報流出元の南アフリカスタンダート銀行が「被害21億円」と発表していることから、セブン、ファミマ以外からも引き出しが行われている可能性があります。
昨年末にも1億円引き出し 7都県のATM、先月と酷似
2015年12月27日に起きた事件が、今回と類似性が高いことから、同一犯による可能性も疑われています。
中国語が書かれた焼肉屋のカードで14億円が不正に引き出されるという、衝撃的なこの事件。
容疑者の逮捕をきっかけに、全貌解明に繋がるのでしょうか。
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