LINE Payの2%還元に潜む罠?

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ポイント還元率2%のLINE Pay。
「一般的なクレジットカードの還元率0.5%に比べると4倍おトク」と、単純に計算して良いのか、検証してみみます。

ポイント獲得額は、4倍にならない!?

▼こちらが一般的なポイント還元率0.5%のカードの場合の試算。

項目月額ポイント付与率ポイント付与数
電気代¥5,0000.5%25
ガス代¥5,0000.5%25
水道代¥5,0000.5%25
携帯電話代¥8,0000.5%40
インターネット接続料¥2,0000.5%10
交通費(電車、バス)¥10,0000.5%50
ガソリン代¥5,0000.5%25
店舗での買い物¥30,0000.5%150
店舗での飲食¥20,0000.5%100
ポイントモール経由での買い物¥10,0000.5%50
月額合計¥100,000500
年間合計獲得ポイント6,000
ポイント換金率¥1
年間獲得額¥6,000
カード年会費¥0
最終年間獲得金額¥6,000

月額¥100,000、年間¥1,200,000クレジットカードを使った場合、最終獲得金額は¥6,000分となります。

▼次に、LINE Payカード利用の場合。

項目月額ポイント付与率ポイント付与数
電気代¥0
ガス代¥0
水道代¥0
携帯電話代¥0
インターネット接続料¥0
交通費(電車、バス)¥10,0002%200
ガソリン代¥0
店舗での買い物¥30,0002%600
店舗での飲食¥20,0002%400
ポイントモール経由での買い物¥10,0002%200
月額合計¥100,0001,400
年間合計獲得ポイント16,800
ポイント換金率¥1
年間獲得額¥16,800
カード年会費¥0
最終年間獲得金額¥16,800

同じように月額¥100,000クレジットカードを使おうとしても、月額払いの光熱費、通信費、ガソリンスタンドでは使えないため、月額合計は¥70,000。
(交通費は、定期購入やSuicaチャージをLINE Payカードで支払った扱いとしています)
年間での最終獲得金額は¥16,800分となります。

一般的なクレジットカードに比べて、4倍にはならず、2.8倍しかポイントが貯まらないことになります。
とは言っても、2.8倍は大きいですけどね。

また、ポイント還元率以外に、LINE Payならではのメリットがあります。

メリット1:買い物の幅が広がる

一般的なクレジットカードでは、貯まったポイントを商品券に交換したり、Tポイントやnanacoポイントに交換してから買い物に使うことが可能です。
結果として、商品券、Tポイント、nanacoなどが使えないお店では買い物ができないことになります。
LINE Payの場合は、貯まったポイント(LINEポイント)をLINE Payにチャージして、LINE Payカードで使うことができます。
例えば、1年かけて貯めたLINEポイント16,800を、LINE Payに¥16,000分チャージ(1,000ポイント単位でしかチャージ出来ない)して、カードしか使えないお店でJCB払いとしてご飯を食べに行ったりできます。

メリット2:現金化もできる

貯まったLINEポイントをLINE Payにチャージすれば、銀行口座に現金として引き出しことも可能です。
(手数料216円がかかります)
これは他のカードではなかなかできないメリットですね。

最後に

他のクレジットカードより4倍おトク!と言うわけにはいきませんでしたが、それでも高還元率と独自メリットがあるLINE Pay。
おトクな決済方法であることは間違いないでしょう。

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